軍拡で平和を実現することは不可能 「抑止力」は詐欺
TBSサンデーモーニングの解説より
> 50年前、武器の輸出を全面的に禁止した三木内閣で外務大臣だった宮沢元総理は国会で「わが国は兵器を輸出してお金を稼ぐほど落ちぶれていない。もう少し高い理想を持った国であり続けるべきだ」と答弁しました。
> これに対し、3月、見解を問われた高市総理は「もう時代が変わった。産業につなげお金を稼ぐことは落ちぶれたことだとは思わない」と答えました。
軍拡や軍事産業を強大にすることが、戦争の抑止力になる。だから、国の収入をそちらの方に回さなければならない。生活が苦しくてもしんぼうしろ。と、大臣や「有識者」が言っている。
武器輸出解禁に反対する政党はわずか。
「抑止力」詐欺にだまされるなと私は言いたい。
抑止力など実証されたためしがない。ウクライナは軍事力が足りなかったから、ロシアに攻め込まれたのか。そうではない。ウクライナ東部のドンバス地方にはロシア人、ロシア語を話すウクライナ人、親ロシアのウクライナ人が多かった。ウクライナが2014年のマイダン革命によって反ロシアに方向転換し、親ロシアの人々やロシア語を抑圧したために、内戦状態になったこと、そして、ヨーロッパの対ロシア軍事同盟であるNATOに加盟しようとしたこと、軍事力によって反ロシアを貫徹しようとしたことが根本的な原因です。
ロシアをことさらに敵視するのではなく、平和外交を基調としていたら、ロシアの侵攻はなかったのです。
抑止力詐欺の証拠として、もっと明白な例はイスラエルです。イスラエルは重武装国家です。原子爆弾も保有していますが、常に戦争状態で、全然抑止力になっていません。
武器輸出解禁は、アメリカのように軍産複合体が政治を動かす、軍国主義国家になることを意味します。これに明確に反対せず、国会の事前承認を要求するなどと言っている政党は、すべて反庶民の党です。
軍縮を理想論だと言って笑っている人は、現実を直視するべきです。
