南アフリカがイスラエルをジェノサイド(大量虐殺)と国際司法裁判所に

12月29日、ついに南アフリカ共和国がイスラエルのガザへの攻撃について、ジェノサイド条約に違反していると緊急に宣言するよう、国際司法裁判所(ICJ)に要請したとのことです。

ロイター 12月30日
イスラエルは大量虐殺防止巡る条約に違反、南アが国際司法裁に宣言要請

イスラエルのガザ攻撃がジェノサイド条約違反だとすれば、その攻撃に使用している武器弾薬をイスラエルに供給しているアメリカも同罪です。

この点について、アメリカのナショナル・ロイヤーズ・ギルドという民主的弁護士団体は、Congressional Representatives(連邦議会議員)に対し、11月7日の書簡で、パレスチナのヨルダン川西岸地区における民族浄化とその根底にある強制移送と国外追放という犯罪、ガザ地区におけるジェノサイドの犯罪について、いずれも証拠があること、アメリカもイスラエルも1949年のジュネーブ条約とジェノサイド条約の両方に署名しているとして、アメリカのイスラエルに対する軍事援助に賛成票を投じた場合には刑事・民事の責任を負うリスクがあると警告しています。

ジェノサイド・ナショナルロイヤーズギルド書簡

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イスラエルのガザへのジェノサイドに思うこと