2021年1月5日 / 最終更新日時 : 2021年1月5日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(10) 憲法前文(1) 1946年11月3日,天皇は日本国憲法を裁可し,公布しました。11月3日は「文化の日」ですが,「憲法発布の日」とも呼ばれ,私が小学生の時,朝礼で校長先生が,憲法の話をされていたのを思い出します。話の内容は思い出せませんが […]
2020年12月21日 / 最終更新日時 : 2022年6月17日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 児童相談所(児相)と違憲の人身保護法制(1) 1 児童相談所の一時保護 小学校1年生の子どもが児童相談所に連れて行かれて、子どもと会えなくなったお母さんが相談に来られました。何とか子どもに会いたい、そして子どもを連れ戻したいという切実な願いです。 お母さんは、児童相 […]
2020年12月18日 / 最終更新日時 : 2020年12月18日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(9) 新憲法の成立 GHQは,1946年2月13日,憲法草案を作成し,日本政府に渡しました。これがマッカーサー草案と呼ばれるものです。草案作成に着手してから13日でできたのです。 憲法改正について,国会で審議するために,同年4月10日,総選 […]
2020年12月4日 / 最終更新日時 : 2020年12月4日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(8) GHQの憲法草案作成作業 1946年2月1日から,GHQは大急ぎで憲法草案の作成作業を行いました。その背景には,GHQの占領政策に対し連合国の意見を反映させるために,前年12月,アメリカ,ソ連,イギリス,中華民国等の11カ国で構成される極東委員会 […]
2020年11月14日 / 最終更新日時 : 2020年11月14日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(7) 憲法問題調査委員会の改正案 年が明け,1946年元旦,天皇は,いわゆる人間宣言を公表しました。ところで,大嘗祭というのは,明治維新以降,即位した天皇がこの祭事の秘儀を通じて現人神になるのだとか,日本は神の国だとか言われてきました。大半の国民(臣民) […]
2020年10月25日 / 最終更新日時 : 2020年10月25日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(6) 憲法改正作業のスタート 1945年8月30日,連合国軍最高司令官マッカーサー元帥が厚木飛行場に着陸した飛行機からコーンパイプを加えてタラップを降りる映像は,ほとんどの人が見られたと思います。その3日後の日本と連合国との正式な降伏文書の調印を経て […]
2020年10月11日 / 最終更新日時 : 2020年10月11日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(5) 敗戦(ポツダム宣言受諾) 日本本土への空襲は1942年(昭和17年)に始まり,1945年(昭和20年)には,連合国軍が沖縄上陸作戦を行いました。沖縄では日本の軍隊は住民を守るどころか住民を犠牲にして戦いましたが,連合国軍は,6月にはほぼ沖縄全土を […]
2020年10月3日 / 最終更新日時 : 2020年10月3日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 裁判官が帰宅途中に、事件記録を紛失したというニュースについて 裁判官がリュックサックに、民事裁判の当事者が作った書面の写しやUSBメモリを入れて持ち帰り、飲酒を伴う会食をしたあと、帰宅途中にリュックサックを紛失したというニュースがありました。 地裁では、「裁判官が裁判に関する文書や […]
2020年9月30日 / 最終更新日時 : 2020年9月30日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(4) 明治憲法体制の崩壊 明治時代の日清戦争,日露戦争という2度の戦争に勝利して,日本は中国の北東部(満州と呼ばれる地域の一部)に権益を確保し,その維持のために日本軍を駐留させる権利を得ました。その後は日本は韓国を併合し,日本全体に,韓国や中国を […]
2020年9月21日 / 最終更新日時 : 2020年9月21日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(3) 軍国主義への道 1935年(昭和10年),美濃部達吉の天皇機関説は天皇に対する不敬であるという非難の声が高まりました。それを扇動したのは軍部ですが,その結果,明治憲法を立憲主義的に解釈する学説は犯罪とみなされ,天皇神権説だけが公認される […]