2022年6月19日 / 最終更新日時 : 2022年6月19日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(34) 用語と憲法感覚 私が司法試験に合格して司法修習生になった1973年(昭和48年)に大阪高等裁判所、地方裁判所、簡易裁判所の合同の建物がほぼ完成し、その建物の1階に「弁護士控室」が設けられることになりました。その時、大阪弁護士会は、「弁護 […]
2022年6月18日 / 最終更新日時 : 2022年6月20日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 児童相談所(児相)の一時保護に関する児童福祉法の改正について(形だけの司法審査、違憲の上塗り) 本年6月8日、児童福祉法が改正され、児童相談所が一時保護を開始する際に、 親権者等が同意した場合等を除き、 事前又は保護開始から7日以内に裁判官に一時保護状を請求する等の手続が設けられました。裁判所は、児相が提出する資料 […]
2022年5月22日 / 最終更新日時 : 2023年5月7日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム ロシアのウクライナ侵攻について思うこと(2)他山の石として 平和活動家のJan Oberg(ヤン・オバーグ)氏が、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟問題について説明している中から一部引用します。 (for peace by peaceful means The Transn […]
2022年5月21日 / 最終更新日時 : 2022年5月21日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(33) 人権感覚 学校では、人権教育ということで、子ども達に人権感覚を身に付けさせるためにどうするか、その前に学校の先生が人権感覚を身に付けるためにどうしたらいいかというようなことが課題になっているようです。国連では、「人権教育のための世 […]
2022年4月22日 / 最終更新日時 : 2022年4月22日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(32) 人権を侵害させない努力 人権を侵害する者は権力者だということ、憲法12条が「国民の不断の努力」を要請していることは、前に述べました。権力を持っている者は持っていない者に対して強い立場にありますから、ややもすれば、弱い立場の者の人権を侵害しやすく […]
2022年3月26日 / 最終更新日時 : 2023年7月8日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム ロシアのウクライナ侵攻について思うこと(1)アメリカとNATOの代理戦争、法の支配のご都合主義 ロシアのプーチン大統領の行動が人命軽視であることは、ほとんどの人が認めています。それと同時に、ほとんどの人が、ウクライナのゼレンスキー大統領を応援しています。 国際法に違反しているのはロシアです。しかし、ゼレンスキー大統 […]
2022年3月19日 / 最終更新日時 : 2022年3月19日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(31) 憲法を解釈するということ(3) 憲法の解釈について難しいことを書きましたが、要は、憲法の解釈を「偉い人」に任せておくだけでは、知らぬ間に人権がなくなってしまうかもしれないので、一人一人の「権利のための闘争」が必要だということです。もちろん、それには法律 […]
2022年3月12日 / 最終更新日時 : 2023年1月8日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 岡口裁判官に対する弾劾を憲法上どのように考えるべきか 本年(2022年)3月2日、岡口裁判官に対する弾劾裁判の第1回公判が開かれました。裁判官弾劾裁判所が定めた裁判官弾劾裁判所規則は、「第9章 公判」として、審理を行う日時を「公判」と名付けています。「公判」というのは、刑事 […]
2022年2月17日 / 最終更新日時 : 2022年2月17日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(30) 憲法を解釈するということ(2) 日本国憲法は文章になっている成文憲法(憲法典)ですから、解釈の出発点は、日本語として読んで理解するということです。ただし、専門用語としての法律用語もありますから、全てが日常用語として理解できるとは限りません。法律用語も含 […]
2022年1月26日 / 最終更新日時 : 2022年1月26日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(29) 憲法を解釈するということ(1) 憲法でも法律でも条例でも、それに従う場合、その前に法解釈が必要になります。憲法98条1項は、「この憲法は、国の最高法規であって、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有し […]