2021年5月1日 / 最終更新日時 : 2021年5月1日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(17) 第9条に関する法的な議論 前に,第9条の戦争放棄について,戦争を体験した大半の人々の気持ちにぴったり合ったのではないかということを書きました。今回は,少し難しいかもしれませんが,第9条に関する法的な議論について述べたいと思います。 第9条は,第1 […]
2021年4月23日 / 最終更新日時 : 2022年6月17日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 児童相談所(児相)と違憲の人身保護法制(6) 過去の人身保護請求事件について、最高裁大法廷がどのように判断してきたかを見てみましょう。それには、多数意見を批判した少数意見等を見るのが分かりやすいと思います。「少数意見」というのは多数意見に反対の結論を述べる意見ですが […]
2021年4月17日 / 最終更新日時 : 2021年4月17日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(16) 国民と皇室の現在 2019年(令和元年)のNHKの意識調査によると,皇室に親しみを感じている人が71%だそうです。年齢が高くなるほど,その割合が高くなり,29歳以下は55%,70歳以上では77%という開きがあります。 又,皇室との距離が近 […]
2021年4月17日 / 最終更新日時 : 2022年8月4日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 日本司法支援センター(法テラス)はダメ、違憲(4) 4 刑事弁護を歪めるもの 弁護士は憲法に登場する唯一の民間の職業です。弁護士法1条には、弁護士の使命が次のように定められています。 弁護士法1条 弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。 2 弁 […]
2021年4月16日 / 最終更新日時 : 2022年6月17日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 児童相談所(児相)と違憲の人身保護法制(5) 国連の規約人権委員会が指摘している人身保護規則第4条を見てみましょう。人身保護規則というのは、憲法77条第1項に基づく規則です。 憲法77条1項 最高裁判所は、訴訟に関する手続、弁護士、裁判所の内部規律及び司法事務処理に […]
2021年3月28日 / 最終更新日時 : 2021年3月28日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(15) 新憲法下の天皇の実情 憲法は,天皇が形式的な国事行為のみを行い,国政に実質的に関与することを禁止しています。 しかし,早くも1947年には,天皇は禁止を破って,GHQに次のような趣旨のメッセージを送りました。これが,戦後の皇室外交第1号です。 […]
2021年3月28日 / 最終更新日時 : 2022年8月4日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 日本司法支援センター(法テラス)はダメ、違憲(3) 3 金を出すから口も出すというのは正しいか 要するに、国選弁護人は被告人のために仕事をして、被告人は弁護人に報酬を支払うべきところ、法テラスがとりあえず被告人に代わって報酬を支払うに過ぎないので、法務省の実質的下部機関で […]
2021年3月22日 / 最終更新日時 : 2022年6月17日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 児童相談所(児相)と違憲の人身保護法制(4) 憲法31条違反の主張に対し、一審の裁判所は、先に書きましたように、一時保護が短期間であり(短期間というのは明らかに間違いです。)、公益目的、緊急の必要性があり、「事前に告知、弁解等の機会を必要とすることは、処分の目的や性 […]
2021年3月13日 / 最終更新日時 : 2021年3月13日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 弁護士吉田孝夫の憲法の話(14) 第1章天皇 日本国憲法は,本文が10章までで,第11章は補則です。 第1章が天皇に関する章になっているのは,この憲法が明治憲法の改正という形で制定されたからです。しかし,明治憲法の天皇と日本国憲法の天皇は法的地位に大きな違いがありま […]
2021年3月5日 / 最終更新日時 : 2022年8月4日 info@miyakonojo-kamimachi.com コラム 日本司法支援センター(法テラス)はダメ、違憲(2) 2 弁護士の報酬 刑事事件では弁護士は国家権力と対立する立場ですから、国から独立していなければならないのですが、それに対し、国選弁護人は元々、国が選任して国が弁護人に報酬を支給するのだから、何も問題にならないのではないか […]